サワラ
- 2019.09.11 Wednesday
- 00:11
サワラ・・・漢字で書くと魚偏に春・・鰆と書く。
その鰆が今が旬である。えっ?春でもないのに今が旬?。
そう、秋サワラのサワラは今、脂乗りが最高なのである。
サワラとは種目で言えばスズキ目サバ科に属し、細長い流線型で歯は鋭く肉食魚。
このサワラは出世魚で若魚時代はヤナギ(柳の葉に似ていることから)と呼び、サゴシ、ナギ、
サワラと大きくなるにつれそう呼ばれている。
本来、魚偏に春と書くが、別の節を調べると腹が狭いことで狭腹(サワラ)と名付けられた
のがむしろ私は正しいと思うが、皆様はどう?思われますか〜。
しかしこの魚、今の時期大変美味しく新鮮な物は刺身、タタキで楽しめ、煮付やフライも
美味い。
京都料理では味噌を使って西京味噌焼き、醤油・味醂・酒を合わせて柚子の香り付を添え、
漬けこんで焼く柚庵焼きなどが有名である。
釣物だけに鮮度抜群である。
昨年の夏から釣に行けなくてイライラしているが、平戸薄香湾でよく釣れる。
サワラのタタキ造り。ポンズより柚子胡椒が合う。スダチはエビス亭で収穫。
柚庵焼き(本来は幽庵焼と書くが)。
醤油・味醂・酒で漬け込むが柚子を輪切りにして香りを添える。
漬け込む時間は魚の切り方によるがこの大きさであれば6〜7時間が丁度いい。
漬け込み過ぎると調味料が浸透し過ぎるのでその辺はお試し下さい。
子供から大人まで好むフライ。
塩胡椒をまぶし、味が浸みこむまでパン粉をつけないこと。
で、切身の両面に繋ぎとして小麦粉をまぶし、タマゴ全卵のみ。
パン粉は生パン粉1.5cmほどの粗いパン粉がよろしいかと思う。
理由は揚った後の油切れや衣のサクサク感が楽しめるからである。
ソースはご自分のお好みでやってくださいな〜。
エビス亭から