私視線の平戸遺産





  • 2012.11.30 Friday
  • 01:04
川内峠に行く道中に、小さな天満宮がポツリと静かに建っている。
今まで大して気に止めることなく見過ごしていたのだが、この日は何となく気になってしまい、車から降りて天満宮をじ〜っと眺めていた。
するとどうであろう、私の目が天満宮の鳥居を見て釘付けになってしまった。
普通、神社に参拝するとき必ず鳥居をくぐる。しかし何故?この天満宮の鳥居に釘づけになったかは下の画像をよく見て欲しいのです。
何か感じたでしょうか?。えっ?何も感じない・・・・(-_-;)。おかしいな〜っ??。

ではお教えしましょう。鳥居の最上部の横張りをご覧下さい。
横張りは普通一本通しになっているのですが、この天満宮の横張りは三本なのです。
その上、縦張りを受けている石柱も二本繋ぎでこれまた珍しのです。
更にもう一つあります。建立時に刻まれた石柱の文字は、風化の影響で確認できないほどになっています。
古いから良いのではなく、大変貴重な建造物だからこそ価値観が生まれることであって、保存方法も考慮しなくてはなりません。

この天満宮こそ平戸遺産であって欲しいと願う一人であります。


平戸牛とはいかに?





  • 2012.11.29 Thursday
  • 00:42
平戸牛と単に世間に紹介されているが、県内で生産された和牛はすべて長崎県産黒毛和牛で全国的に取引される。

また、それぞれの各市町村では地域化、差別化を図り、地元産の商品をアピールするためにブランドとして世に送り出しているのが事実である。

今年10月、長崎県で第10回全国和牛能力共進会、和牛の祭典inながさきが開かれた。
開催地だけあってそれなりの受賞入賞は獲得したが、毎年のことながら最優秀賞は宮崎県に渡ったのである。

全国の黒毛和牛でのブランドとして名を馳せているのが、古くは三重県松阪牛、兵庫県は三田の神戸牛、宮崎県の宮崎黒毛和牛である。
しかし、ブランドとなると和牛の脂質を良くするため、肥育方法が進化する。

だが、脂質ばかりに拘われば肉を焼いた時、脂落ちがひどくスカスカの焼肉を味わうことになる。
私個人的には余り牛肉は好まないが、胃にもたれるほどの脂質の和牛を食すのを控えている。

クエを食べたいなっ。





  • 2012.11.28 Wednesday
  • 00:15
ここ平戸近海のクエ漁(一本釣り)は今が最盛期である。

年間、この島で水揚げされる漁獲高は全体で約10tほど水揚げされている。
これは一つの高級魚種としては青森県は大間のマグロ漁に匹敵する規模でもある。
また、ここで水揚げされるクエの質は高く、特に脂の極め細かさは天下一品だと言う事をご存知であろうか?。

本来、クエを食す文化は本州は和歌山田辺である。
田辺といえば南紀白浜の近辺で、ここには古代よりクエ神社と云う社があり、
今でもクエを奉納する習慣が遺っている。
まあ、先駆けと云えば格好の良い言い方だが、最近、かなり釣り荒れしており、
水揚げは激減し、聴けば漁師の生活が圧迫されていると言うことは事実である。

だが、平戸近海の漁場は未だに恵まれており、11月には唐津でおくんち(お祭り)があり、
それに伴い、相撲では福岡場所が始まり、有難いことにクエ相場は一気に跳ね上がるのだ。

でも、そんな高級なクエをいつも捌いてはいるが、我々は一向に口にすることはない。
何故?そうするか、それは我々の口にするより、お客様が一番大事だからだから。
でもねっ、本当に旨いんだよねっ、クエは・・・。
特に最後の仕上げの雑炊が。

超巨大な天然うなぎ丼で〜す。






昨日の巨大うなぎの続編である。
ウナギを捌いている画像はあまりにもリアル過ぎるので、教育上のことを考慮し省きます。

さて、捌く前に計量を施して驚いた。
体長は95センチ、最大胴回り20cm、体重1.55kg、どれもジャンボサイズだ。
今までどんな種類の魚でも、簡単に捌いて調理してきたが、こんなにも巨大なウナギに遭遇したことはなかった。
普通、ウナギを捌く為の方法は、氷水の中にウナギを入れて活性化を防ぐのが普通である。
そうした工程を過ぎた普通サイズのウナギは10分ほどで動きが衰え、包丁を入れ易くなるが奴は3倍ほどの時間を要したのである。
奴と約15分ほど苦戦した結果、なんとか捌き終え、余りにも大きく三分割して焼くことになった。

まずは白焼きにするため、焼き台に乗せて暫くするとギュギュッと身が縮み、脂が滴り落ちるのが分かるのだ。
しかし、相手はバカでかいウナギ、どうせ皮はゴムのように硬くて食べられないだろうな〜と、諦め半分だったのである。
その後、焼き上がったウナギを取り敢えず蒸し器で10分ほど蒸すことにした。

蒸し上がったウナギを試食してホンマに驚いた「メチャ柔こいやん(#^.^#)」。
「泣いたカラスがもう笑う」の心境では決してないが、内心、ルンルン〜気分。
ウナ丼が食えるっ。楽しみが出来た。テンションが上がった。

蒸したウナギを冷蔵庫でシメて、自家製の煮詰め(鰻タレ)を何度もつけて焼いたのである。
焼いてる間、タレが少し焦げ付く、だがこの焦げ付きが鼻先を刺激する。ウナギ蒲焼の独特な香ばしさである。
結構、苦戦苦労はしたが、待望のうなぎ丼が完成した次第である。

ウナギのサイズがサイズだけに、軽く10人前は出来ましたよ。
でも、ホンマに贅沢やったな〜っ。
もう一度食べてみたいと思った超巨大天然ウナギ丼でした。

報告・・・おわり。

平戸近海の天然魚





  • 2012.11.26 Monday
  • 10:13
そう平戸近海はまさに魚の宝庫である。
水影される魚種は半端じゃない。国内有数の漁場である。
それに憧れて大阪は堺から移住してきたとても風変わりな男である。

料理人なら水揚げされる魚の多さと魚種で多分、シビレまくるであろう。
上記の画像は3kg物のフエフキダイである。
何処か??和田アキ子に似ている感じする。
ハハ〜ン(^^ゞ、分った。クチ唇のデカさかな?。
カメラを向けてシャッターを押す瞬間、ギョロットこちら目を向け、威嚇されてしまった。
でもこの時期(寒気)には、この魚は脂がコッテリのっていて刺し身、煮付け、切り身にして焼き魚にもってこいである。

下の画像は滅多と見られない定置網で捕獲された幻の天然ウナギちゃんである。
何を食べて来たのか知らないが、見る限り1.5kgは有にありそうな天然特大ウナギだ。
天然ウナギと云えば、今年は稚魚がいないと騒がれており、取引相場は、1kg当たり200万円もするそうだ。。
そんな思いがかすかに頭をかすめたが、蒲焼にしてウナ丼にすることを決めちゃった〜っ(#^.^#)。

明日はこの続きを書くとする。

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