ローカル鉄道にいつかはきっと乗ってやろうと思っていたのですが、やっとのことで
その思いが今日達成出来たのであります。
乗車区間はたった二駅なのですが、その区間内は私には大変ミステリアスの区間でして、
一つはカーブした鉄橋を渡りそれを経験することと、二つ目は末橘駅〜西田平駅の区間
は山間部を走り抜ける区間でして、何処を走るのかをこの目で確認したかったのです。
MR鉄道のほとんどがR204号線沿いや県道沿いを運行していますので車両を目視できる
のですが、その区間だけがミステリアスだったのです。
さてさてスタートする駅は江迎鹿町駅でして、15:32発の伊万里行きです。
静かな無人の改札口を抜けまして、誰もいないプラットホームで電車を待つこと10分。
その間に看板を撮影。ロゴマークは魚(タイ?)。
MR鉄道は民間企業で成り立っているらしいのだがせめて看板だけは修理しましょう。
でも、この辺がローカルの良さなのでしょうか〜。
ワンマンカーの車両がホームに入って来まして早速乗車。
車両内には5〜6人の学生の姿がありまして、どうやらスマホでゲームに夢中らしい。
この辺は都会の地下鉄や私鉄の姿と余り変わりませんね。
で、運転士兼車掌の運転士さんに「写真を撮りたいんでお願いします。」と挨拶。
こうなれば占めたもので、かぶりつきの特等席(ず〜っと突っ立っていましたが)。
乗車して初めて分かったのですが、意外とスピード感がありまして力強さに驚きモード。
車両は曲がりくねった鉄橋へと進行です。
ほ〜う!、こんなにも曲がってるんだと再認識。
鉄橋を過ぎてこのカーブの先はどうやら「すえたちばな駅」らしい。
誰も乗り降りしないらしい。
そりゃそうでしょう。結構高い位置にある駅なので利用客が不便かも?。
まぁ時間帯にも寄るでしょうけどね。
すえたちばな駅を出た後、運転士兼車掌さんに声をかけてみた。
「運転中にゴメンやけど、この辺走るときイノシシやタヌキ轢くことある〜っ?」。
「・・・・、ハイ」。
「そやろね〜、山ばっかしやからね〜」。
「・・・・、ハイ」。
「そんな時、急ブレーキかけんの〜?」。
「・・・・・・・」。
「アカン、無視されてもうた〜・・・」。
そして車両はミステリアスだったところに突入。
そこは結構長いトンネルで、トンネル内には照明が点いていないのが不思議だった。
そう云えば、江迎鹿町駅の海抜は、ほんの僅かなはずだが、このトンネル付近の海抜は
有に50〜60mほどあるのではと気付いたことの発見だったのです。
並行するR204号線を走れば分かることで、急激で小さなカーブを幾つも登り詰めて
くるのですから。
そして周囲がパット明るくなって、電車は爽快に走ります。乗り心地も悪くはありません。
左側にはいつも通るR204号線。
車窓から麺家エビス亭が見えるのです。
パンダ(パン熊君)もしっかりと魚を咥えてます。
にしたびら駅に無事到着。
再び運転士兼車掌さんに「ゴメンね、話しかけて」とペコリと侘びを入れ下車。
ここも同じような扱いの看板。
と言うことは???、ほとんどの駅がこうなのではと新しい疑問が湧いてきたのです。
のどかな平和を感じる田園風景のにしたびら駅。
そろそろ高校生たちの下校時間。やがてMR鉄道で通学する学生たちがやってくる。
そのときばかりは賑やかな駅になるでしょうね。
エビス亭から