エビス亭の玄関から見ると、店の裏側に辺るところにクスノ木がありまして、このほど吉井町
のとある施設の庭に移植されることになったそうです(家主さん談)。
造園業の仕事ぶりを見ていたが、木の周囲を掘り起こし、根を切り、泥が落ちないようにムシロ
をぐるぐる巻きにし、木を倒して枝を切ったりして見る限り、大変そうであった。
店内は丸見えになりましたがその分、周囲が明るくなりまして店内からの眺めは満点です。
木を切ったおかげで、薪の副産物がこんなにも出来ました。
昔、クスノ木の切りクズは貴重だったらしく、箪笥の中に入れて虫が着物に付かないように
芳香剤代わりに使用していたそうであるが、なにせ木クズを嗅ぐとナフタリンの香りそのもの。
また、箪笥に入れる芳香剤だけでなく、布袋に入れてお風呂に入れればクスノ木湯を楽しめる
そうで、今度試してみようと思ってます。それこそ森林浴かも知れません。。。
で、切り落とした枝木の年輪を数えてみたら約30年。
造園師曰く、根元部分はこれより3倍ほど太く、凡その見当を尋ねたところ、80〜90年ほどの
樹木だそうである。
エビス亭から