昔、給食に良く出ていた鯨カツ、久しぶりに作ってみた。
クジラ肉は低たんぱく質で低カロリー、その上、低脂肪と願ったり叶ったりの食材でありまして、
今では捕鯨禁止条約が決められてから、一般の食卓に登場することは殆んど無い食材である。
幸い、エビス亭では『くじら食文化を守る会』に属しておりまして、こうして度々クジラ料理を
発表するのです。
このクジラカツのクジラは世界で3番目に大きいイワシクジラの赤身肉で、北大西洋の冷たい
海域で日本調査捕鯨船による捕獲されたクジラで、どんなものを食べているのか、水銀による
汚染はないのかとか船上で解体し、検査を行なった副産物の肉なのでです。
調査クジラの対象は殆んどがヒゲクジラ科で、ナガスクジラ、イワシクジラ、ザトウクジラ、
ニタリクジラの大型種(体長20~30m/体重20t〜30t)であるが頭数は限られている。
また、調査対象として最も多いのは小型種のミンククジラ(体長5〜7m/ 体重5〜7t)で、
500頭前後とされている。
しかし、調査海域の洋上では反捕鯨国の団体、シーシェパードの妨害を受けたりして大変な
仕事だが、調査団の見解では、今まさに各種のクジラが増えていることは事実である。
野菜畑でもすることであるが、間引きは必要な仕事である。
クジラが増えすぎても食物連鎖による他の魚類も、絶滅に至ったりする危惧もある。
クジラ料理のなかで最も愛されているのはハリハリ鍋で、高価な尾の身を使うが、どれほど
高価な肉なのかを云えば、本マグロの大トロよりも高いのである^^。しかし、旨いですよ〜。
そうそう、鯨ベーコンも旨いですな!。
ベーコンを作る部位は畝須、クジラの顎辺りから胸の辺りにアコーディオン状態になている
部位で、塩して燻製に仕上げ、ポン酢や生姜醤油などが合う。
クジラ、、、戦後の食糧難を救ったクジラ、世界最大の動物クジラに感謝である。
エビス亭から